山下三千夫は1948年、南さつま市坊津生まれ。独学で絵を学び、1967年に初個展を開催。
以後、公募展などには出品せず個展のみで作品を発表し続け、全国にファンが存在します。
当館では、急遽、山下三千夫の追悼展を開催する運びとなりました。
第1展示室に、1968年〜2007年までの小品からセレクトした山下作品50点を展示、さらに第2展示室には大作及び近作までを年代順で約50点展示(会期中入れ替えあり)いたします。
当館の重要な収蔵作家の一人 画家・山下三千夫画伯が令和6年8月15日他界されました。76歳でした。山下三千夫は1948年、南さつま市坊津生まれ。独学で絵を学び、1967年に初個展を開催。以後、公募展などには出品せず個展のみで作品を発表し続け、全国にファンが存在します。
当館では、急遽、山下三千夫の追悼展を開催する運びとなりました。第1展示室に、1968年〜2007年までの小品からセレクトした山下作品50点を展示、さらに第2展示室には大作及び近作までを年代順で約50点展示(会期中入れ替えあり)いたします。
引き潮を待つ 1968 8号 油彩・キャンバス 20歳の時に描いた作品。 20代前半のターコイズブルーの作品群。 | 曲がり道のある風景 1975 6号 油彩・キャンバス パリへ留学する直前の作品。 物語の一ページのような風景画。 |
ブーケを持って 2007
20号 油彩・キャンバス
顔のない人物を描き続けていた山下が、ついに目鼻が現れ、まなざしを向ける女性像を作り上げた。 3頭身のポップなイメージの図像とは正反対に凹凸のあるマチエールには厳かな雰囲気が漂う。 山下の女性像は、聖母マリアと同じ赤い衣を纏っている。 | チューリッヒ郊外 1999 10号 油彩・キャンバス |
冬瓜と南瓜 1996 40号 油彩・キャンバス | ベビー(ねむる子) 2012
20号 油彩・キャンバス
大きくトリミングした顔のアップ。緑児の薄い皮膚の下を通る血管がうっすらと浮かぶ。 山下は多くの肖像画の注文を受けていた。 人物にも肉薄した表現を追求した。 |
木洩れ日 2023
30号 油彩・キャンバス
晩年「光を追求したい」と、画面は透明感と明るさを増していった。 |