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​春風のキャンバス

収蔵品企画 -まなざしの女性像-

2026.4.1 [水]− 7.12 [日]

庵跡芳昭  今村幸生  大嵩禮造 木下貴雄  文田哲雄  山下三千夫

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 本展では、同時代を生きた男性作家6人の視点を通して、多様に描かれた女性像をご紹介いたします。
 女性という普遍的な存在は、作家それぞれのまなざしや記憶、感情によって、時にやわらかく、時に鋭く、あるいは内面へと深く沈潜するかたちで表現されてきました。

 文田哲雄は、瑞々しい感性で少女像を描き出し、純真さの中に潜む繊細な心の揺らぎを映し出します。今村幸生は、現実と幻想の狭間を行き来するようなシュールな女性像により、見る者の想像力を喚起します。山下三千夫は、自身の母をモチーフとすることで、個人的記憶と普遍的な母性像とを重ね合わせています。  また、庵跡芳昭は、パステルによる確かな描写で女性の存在を明晰にとらえ、具象表現の魅力を改めて提示します。大嵩禮造は、あえて顔を描かない抽象的な手法により、女性の気配や存在そのものを象徴的に浮かび上がらせます。さらに木下貴雄は、舞台の華やかさの裏側にある静かな時間――楽屋でうなだれるバレリーナの姿を通して、女性の内面に迫ります。
 六者六様の表現が織りなす本展は、「女性を描く」という行為そのものを見つめ直す機会となることでしょう。春のやわらかな光とともに、多彩な眼差しが描き出す女性像の世界を、どうぞごゆっくりご鑑賞ください。

文田哲雄(1933~2022)

大島郡天城町に生まれる

昭和32年、多摩美術大学卒業

大学時代に南日本美術展知事賞を受賞。第53回展でパリ賞海外留学を果たす。

昭和43年二科展で巴里賞受賞。フランスに留学

高校教諭や県立短期大学教授を経て、鹿児島私立美術館長に就任(2011退任)

堅実で写実な描写力で、甘美な女性の美しさを表現する。

文田哲雄写真.jpg

庵跡芳昭(1929~2016)

伊佐市菱刈に生まれる

昭和38年第18回南日本美術展で第3回鹿児島県海外派遣留学生に選ばれ、渡欧する。

昭和45年以降各地で個展を多数開催する。

一貫して裸婦を描き続ける、その裸婦像は堅実な描写力と明るく暖かい色彩で

静かな詩情を伝える。特にパステル画においては他の追従を許さず、女性の美しさと優しさを余すところなく描いている。

庵跡芳昭写真.jpg

庵跡芳昭(1929~2016)

伊佐市菱刈に生まれる

昭和38年第18回南日本美術展で第3回鹿児島県海外派遣留学生に選ばれ、渡欧する。

昭和45年以降各地で個展を多数開催する。

一貫して裸婦を描き続ける、その裸婦像は堅実な描写力と明るく暖かい色彩で

静かな詩情を伝える。特にパステル画においては他の追従を許さず、女性の美しさと優しさを余すところなく描いている。

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