け・し・き
– 心のふるさとを歩く–
山下三千夫展

山下三千夫(1948~現在)

 

昭和元禄の繁栄の中にあって、人々が心の片隅に抱いていた「不確実な時代」を20歳代の前半から描き続いている。絵の遍歴は目鼻立ちのない、後ろ向きの人物に始まり、その暗いモノトーンな色彩は両親との別離の早さの故であろうか。

茫洋として捕らえどころのない、不気味ささえ漂わせる画面は、独立独歩する山下三千夫の体質そのものである。

個性的な画風で知られる鹿児島県出身の画家、山下三千夫の風景画に焦点を当て、山下三千夫が捉えた光景を「け・し・き」として表現した作品を当館所蔵の作品に新作を加えて30点余りを展示します。